年末年始は、母は孫達が帰省したのでお年玉をあげたくなってしまった。
母は金銭の管理はもうできないので、私がしている。
孫たちへのお年玉 ね~。もう、いいよ。
と放っておいた。
そしたら母は
孫にお年玉を上げなくては、と不穏になってしまった。
何度も何度もお年玉を上げなくてはと繰り返し言われて
私もゲンナリ。
用意するのは私かよ。
と思いつつ、
銀行からお金を下ろしてきてポチ袋を用意して名前を書いた。
これを無事に孫達に渡すのも大変だった。
そして年賀状。
もう母は忘れているから 今年から出さなくていいかな なんて思っていた。
が母への年賀状がちらほら届いてしまった 。
私は見て見ぬふりをしていた。
しかし、母は年賀状が気になって仕方がないらしい。
年賀状をもらったけど、どうしたらいいのからと何度も何度も言われてゲンナリ。
用意するのは私かよ。
と思いつつ、
年賀状には 間に合わないので 寒中見舞いにしたらどうどうかと持ちかけた。
私は寒中見見舞いのハガキを用意して届けると言ったが、2日ぐらいたってしまった。
そしたら 母は自力で 郵便局へ行ってはがきを買うという 。
歩いて行けるところに 郵便局などない 。
母は電話越しに、『今から行こうと思っているのよ。』 と言うではないか。
この凍てつく冬空のした、田舎道をとぼとぼと歩いていく母の姿が私の頭に浮かんだ。
やばい、徘徊の危機だ。
私は慌てて、外出しないよう言い聞かせて、寒中見舞い はがきを届けた。
年始早々 危うく 徘徊して帰って来られない事態に追い込まれるところだった。
年賀状といい、お年玉といい、正月ならではのゴタゴタ だった。
昔から正月は好きではなかったけど、やっぱり好きにはなれない正月だった。
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