記憶の国のアリス

子育て終盤戦から瞬く間に母の介護へ移り変わった日々を綴ります。

夜中の電話 

昨晩寝る時、目覚ましをかけようとスマホを手にした時,気がついた。 母からの着信だった。夜の11時頃にかけてきたみたいだ。 私が気づいたのは 夜中の12時。すでに睡眠導入剤を飲んでさあ寝ようとした瞬間だった。 夜の11時に何の用だったんだろう。 今から電話しようか、 急に具合悪くなったのかな、しばらく 迷った。 迷ったあげく母に電話をしてみたが出なかった。 母の家は家には固定電話がありその固定電話は1階のリビングにある。 母は2階の一番奥の部屋で寝ているので もう寝ていれば電話をかけても聞こえない。スマートホンは最近では使えなくなってしまった。しばらく考えた。 母は、私と兄には自宅の固定電話から自分で電話をかけられる   もし すごく 具合が悪くて 私に電話をしたのなら 繋がらない場合 兄にもかけるだろう。 兄から何も連絡がないのだから大丈夫かな。もう 睡眠導入剤 飲んじゃったし。

私はそのまま寝ることにした。

けさ、朝起きて 母が目の覚めてた頃に電話をした。要件は洗濯石鹸が切れてしまったことらしい。 はぁ、そんなことで、、、とも思った。が、『そうなんだ じゃあ今日買ってくね 。』と返事をした。

他に何かいるものある ?と聞くと 他には何もないという。 後で判明するのだが 洗濯石鹸はどうでもよくて コロナ ワクチンの 6回目の接種券が来てその予約とかがどうしたらいいかわからなかったから 電話したみたいだ。 自分で予約して自分で車で運転して行かなくてはいけないと思っていたようだ。自分で予約したこともなく車の運転も もうできないことは忘れてしまっている。健康診断や コロナ ワクチンの事にことになると、いてもたってもいられなくなるらしい。それで夜中に電話を、私にかけてしまったわけだった。そういえば、まだ母が認知症だと気が付いていなかった頃も、よく夜遅くに電話がかかってきたっけ。夕方から始まる不安な気持ちや、さびしさもあったのだろう。

世話好きでもなく、趣味の友人は沢山いたが家を行き来する程でもなかった。

趣味でつながっていた友人とは認知症になってからは連絡がとれなくなり今に至る。

孫のめんどうも見るのはイヤなタイプだった。私も義姉も子供達を1回もあずけた事はない。

人とのつながりをあまり求めていなかったけど、やはり高齢になってからの一人暮らしはさびしく不安なんだろう。

まあ、人生いいとこどりは出来ない。

いろいろと買い物をして洗濯洗剤とともに母に届けた。

そして コロナ ワクチンの予診票を私がもらい 『予約しておくから。』

と言って帰ってきた。

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