記憶の国のアリス

子育て終盤戦から瞬く間に母の介護へ移り変わった日々を綴ります。

脱走してみた

昨日は突然だけど、東京の友達と合うために新幹線にのり、介護生活から脱走してみた。駅で母に電話をして安否確認した。後は野となれ山となれだった。新幹線がうごきだして、どんどん距離が開いていく快感。

3日位前に思い立ち、ダメもとで友達に連絡。

幸運な事に友達の予定が空いていた。

何時もの日曜日といえば、買い物して母の家にいって、散歩や外食したりするんだけど。

去年の夏から始まった、通い介護生活。

はじめの頃は認知症の親を、一人で背負うのがしんどかった。もちろん今も、しんどいのだけど随分慣れてきた。兄弟で介護を分かち合えればどんなにか、楽だろうかとも思っていた。けど、今はもうそんな事は思わなくなった。そんな事上手く行くわけが無い。

ケアマネさん、ヘルパーさん、訪問リハビリの理学療法士デイケアのスタッフとのやり取りだけでも精一杯。若いスタッフなら連絡の取り方など一から育てる感が満載。

助けられてるんだが、助けてるんだが、育ててるんだが、育てられているんだか。

そんな日常から、逃げ出した一日だった。デパートでブランド品見たり、ルミネでアクセサリー見たり。友達としゃべり倒して、喉がかれた。

何か買いたかったけど、結局 無印のオタマとリップクリームしか買えなかった。

東京まで行ってオタマとリップクリーム!

でも、家に帰ってきてからも久しぶりに意気揚々としていてなんでも乗り越えられるような気がした。

今朝起きたら、変わらない現実が待っていたんだけどね。

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デイケア契約と要介護認定の更新

今週は、母の家でデイケアの契約と同時に月一回のケアマネ訪問だった。要介護認定の更新時期なんだって。もう一年立つんだ〜。

デイケアの契約には医師の指示書もいるから、次の母の診察の時にお願いして、出来たらもらいにいって、、、次から次へとやり事が押し寄せてくる。

髪の毛伸びれば、美容室に連れて行って、白髪が伸びれば染めて、病院の日がくれば連れて行って、薬取ってきて、カレンダーにはって。食材かってご飯作ったりお弁当やパンをかっていったり。買い物つれていったり、散歩に付き合ったり。

全て外注したい。。。ぜ〜んぶ。

こんな田舎では何処に行くのも時間がかかって外注したら凄い費用になりそう。

 

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やはりだめなのか、宅配弁当

生協の宅配弁当を手配して1週間。母は気に入らないらしい。

わざわざ、少しの弁当を私に残しておいて食べてみてと言う。

『どう?こんな味なのよ。』と前回行った時。

今日行ったら、お弁当のご飯とメインの置かずだけ食べて副菜は残してある。

そして私に

『食べてみて、美味しくないのよ。』と言う。

イラっときて

『じゃあ、止める?

でも食料をこうやって全部買ってきて届けるのたいへんなんだようね。』と買ってきた食料を冷蔵庫に詰めながら振り向かずに言ってしまった。

せめて週に3回、3食分でも弁当が届くのはありがたいのにな。

 

この生協の宅配弁当は確かに美味しくはない。

私が、老後にこれだけを食べろと言われたらいやだろう。

でも、私が作りにいったり、ヘルパーさんが作ったり、

週に1回は外へも外食に行ってるんだし、我慢してほしいところだ。

私が具合悪いとき、食料がなくなったら困るじゃないか。。。

田舎で、親戚も近くにいなくて、認知症で一人暮らし。

 

半分やけになって、冷蔵庫の古くなった食料を破棄して

夕食を作って、また明日来るからと言って帰ってきた。

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暫く頓挫していた事

急に母のデイケアの話が最近進みだした。

先週、一緒に見学に行き、今週契約をする。

デイケアへの送り出しは、私が行くことになる。

コロナに過敏だった母も流石に大丈夫だろうと思い始めた様子。

ケアマネさんも何だか今回はとても乗り気。

母とケアマネさんが乗り気なので、話は早くトントン拍子で話は進んだ。

さて今回はどうなるかな。

介護がはじまってから色んな事があって、上手く行かな無くて当たり前に慣れてきた。

失敗したら、またその時考えよう。

あれほど、嫌がっていた宅配弁当も最近はじめた。生協の宅配弁当。また一人母の家に来る人がふえた。

頓挫していた事が二つも進んだ。

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日々変動する母の調子

認知症の母は日々アップ&ダウンを繰り返しながら確実に 認知機能が低下している。 実は私自身も 認知機能が低下しているのではないかと ビクビクしている。 いいなあ、母は私がいて。 私が年を取っても多分誰もこんなに面倒見てくれる人はいない。 

今日は、私が母の薬を 薬局から届けた。 母の食料を買い込んで必死に 用を足してたどり着いたのはお昼過ぎ。 母はパジャマのまま出てきた。 最近 衣服が 季節感がない。 去年の今頃はお化粧をしなくなった なぐらいで洋服の選び方はまだ大丈夫だった。

が 今は外が30°cにもなるのに セーター なんて 着込んでいる。 昨日は病院に行く日で迎えに行ったら何とも トンチンカンな格好していた。

ここ1ヶ月ぐらいで母は庭にも出なくなってしまった。食事も自分では用意できなくなった。 もちろん 料理などできないけれど これまでは 私が買ってきた お惣菜とかを冷蔵庫から取り出して食べることはできていた。今はそれすら あやしい。

 

洗濯機が使えなくなった。洗いあがれば自分で干して畳んで片付けている。

部屋の中もなかなか 綺麗に整頓されている。 ゴミの捨て方はとても 雑だけど。

ヘルパーさんが来たって1時間でかえってしまう。このまま一人暮らしは無理なのかな。

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母の薬の話

母はアルツハイマー認知症と診断されている。

だけどいわゆる 認知症の薬は今は服用していない。

アルツハイマー認知症の進行を遅らせるの薬は 消化器症状の副作用が出やすい。

母は当初、認知症の薬を飲み始めたが間違えて多く飲んでしまい 副作用が出てしまった。吐き気や下痢がひどかった。

この薬は 消化器症状などの副作用を起こさないために 低容量から始めて少しずつmg数をあげて行き高容量を維持しなければならない。

この薬の処方するにあたっての注意事項に医療、介護従事者 もしくは家族がいて服薬を介助できる場合のみ処方する。と書いてある。

なのに処方する医者もどうかと思うけど、服用できると思っていた私(薬剤師だよ)も今から思うと間抜けである。

 

いくら 私が車で15分のところにいるとしても独居の母には無理だったのだ。

電話で薬飲んだと聞くと 飲んだことを忘れてしまってさらに飲んでしまう。

短期記憶がないんだものそうなるよね。

もともと胃腸が弱い母はにはそもそもこの薬は無理だった。

何度も言うけど、飲めるとともっていた私はおお間抜け。 

そこで、兄弟で話し合った。

結果アルツハイマーの進行を止める薬は使わないと決断した。

 

その代わり 脳の血流を良くする薬を処方してもらい認知症の進行を少しでも遅らせる路線にした。

この処方をしてもらうために 主治医 も変えた。 簡単に書いているがここまでの道のりとても悩んで考え決断した。兄妹共に医療従事者だから選んだ判断かもしれない。

だから今の薬は多少 飲み忘れがあっても、良いとは言わないけど気楽。消化器系の副作用もないし。

認知症の薬、アクセル系の薬とブレーキ系の薬を合わせて服用して良い結果を出している親族もいる。この場合完全な同居で、薬を飲むまで見守っている。

 

さて薬局での認知症のご家族の話を聞いていると大体このパターン。

(あくまでも私一人しらべ)

①家族と同居の場合→服薬出来ている方が多い。

②家族と同居の場合→服薬できていない方もいる。本人が服薬拒否もしくは、わからずにゴミ箱へ捨てているなど。家族でも管理しきれない。

③独居の場合→服薬は出来ない。

 通い介護者がいてもヘルパーさんがいても、欠かさずに服薬できている方ほぼいない。毎日365日薬を飲む時間に行けないから。

④高齢者夫婦二人の場合で一方が認知症の場合→一見服薬できそうに思ええるけど、そうではないパターンが多い。一方の認知症の薬は服薬できていない。やはり、本人が服薬を拒否したり、捨ててしまっていたり無くしてしまっていたりする。そして連れ合いの方もさほど薬の事は気にしていない事が多い。

 

認知症の薬を服用する場合

要するに

薬を1回分づつ持って行って、

本人がゴックンと飲み終わるまで見届けて、

残りの薬は飲みすぎないように持っていて管理してくれる人がいなければ、

無理なわけ。

つまり先程の

医療、介護従事者 もしくは家族がいて服薬を介助できる場合のみ処方する

になる。

 

母の所に来るヘルパーさんには朝の薬がヘルパーさんが来た時点で飲んでいなかったら

薬を飲ませてくれるという取り決めになっている。

が、連絡帳に

『朝の薬が服用されてていなかったので、カレンダーから外してテーブルの上に置いていおきました。』という申し送り事項が書かれていて腰を抜かした事がある。

(ヘルパーさんによっては、薬をお水でのんで服用されていましたとキチンと報告してくれる方もいる。)

いやいやだってさ、テーブルの上に置いておいてどうする?薬を飲ませてくれるって言うことはゴックンするまで見届けてくれないとさ。母に聞いたら案の定、飲んだかどうか分からないし。捨てちゃったかもしれないし。それなら、カレンダーに張り付けたままの方が良かったよ、と言うことになる。

連絡帳に薬はゴックンするまで見届けていただけるとありがたいです と記入。

今では、ヘルパーさんが来た時はバッチリ服薬出来ている。

が、なんと私が行った時には母に薬を飲ませる事を忘れて帰ってきてしまう事がある。

ああ、これがレミニールとかではなくて良かった~と心底思う。

 

薬を毎日飲むって大変なんです。若い人だってできないよ!

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施設の情報収集

認知症の症状が進んできた母。

どう考えても遅かれ早かれ施設に入るのは間違いない事実。←我が家の場合。

 

本を読み動画を見て分かった事は、我が家の選択肢としては、

グループホームもしくは老健しかないという事。

この辺はグループホー厶の家賃に当たる部分が都会と違ってお安い。資金を考えても、この2択かなと。

 

かといって、地域包括センターに行って情報収集する気力もなく、

ケアマネに聞いてみるタイミングもなく。←メールや手紙で相談すればいいの?

母の食事や洗濯の管理をしているだけで時は過ぎていく。

私の今できている施設情報収集は、仕事中に介護をしているご家族から話を聞く事。

調剤薬局の薬剤師をしていると、介護をしているご家族から色々な話を聞かせていただける。

御両親を遠距離介護している娘さん。

お母さまを自宅介護をされている息子さん。

独居の高齢患者さんの薬を取りに来られるヘルパーさん。

色々な事情の方が、お話をしてくださる。

昨日は90代のお母様の話を、60代の娘さんから伺った。

娘さんは60代、ご自身の薬をとりに来られた。90代のお母様は、認知症はないが足腰が弱って老健に入所している。当初は要介護2だったそうだ。ご自宅は古い作りで段差がおおく、台所に至っては土間。古民家だそう。冬は寒く(この辺りは雪が積もる)、自宅で過ごすことは出来なくなり老健に入所されたそうだ。

娘さんは

『快適なのよ。食事も栄養考えて作ってもらえるし、なんたってリハビリがいいのよ。それで生活のリズムも整ってしまって今は元気なの。』

『娘の私には、あんたはもう少し食事や運動をして生活を見直しなさいって言うぐらいなのよ。』

『それでね、リハビリで歩けるようになって今は要介護1になってしまったのよ。』

『洗濯物は始めは私が取りにいって洗っていたけど、ガソリン代考えるとね頼んだ方がいいのよ。今では洗濯は有料で頼んでいるの。面会は自由ではないけどね。時間が決まっていて、少しの時間しか、会えないけどね。』

『洋服もね季節を考えなくでいいのよ。一年中温度管理されているから。だからそんなに洋服を買いにいったりしなくて大丈夫なの。』

うんうん、そうかあ~。

私が以前から目をつけていた老健の話が初めて聞けたぞ。

なかなか良さそうではないか。

洗濯物情報まで、いただけました。面会がやはり制限されているのね。

実際に入居されているご家族から話をきけるのは貴重。

私がいまだに出会わないのは、グループホームに入所されているご家族だけど。早く出会いたい。

そうこうしているうちに母の認知症はすすむ。

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