記憶の国のアリス

子育て終盤戦から瞬く間に母の介護へ移り変わった日々を綴ります。

認めたくない血圧

子育て終盤線を乗り切ったのもつかの間、

親の介護生活が始まるなんて、

私、夢にも思っていなかったんです。

さあ、これから自分の時間が増えるぞ~。

人生で今が一番幸せ!!

と思っていられたのはわずが一カ月。

久しぶりに母の家の近くに引っ越してきたら、、、、、。


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今日は母の家 へ血圧計を持って行った。 我が家にあった血圧計だけど、今は使っていないので。

母は前回クリニックの受診で血圧が高かった。前回も前々回も高かった。たぶんこの半年の間に血圧が上がってきたと思われる。

主治医の先生に週に4回でもいいから朝起きたらすぐに血圧を測っておくように言われた。 その時に血圧手帳も貰った。 

 

母はもともと血圧は高くなかった。

コロナ以前は認知症の症状も出ていなかったから、

食事も注意していたし料理もできていたし、なにより運動もよくしていたからだ。

母は自分で車を運転し買い物をし、

ゴルフやフィットネスクラブに行き楽しんでいた。お友達との交流もあった。

コロナが流行ってから用心深い母は、フィットネスクラブもやめてしまった。感染するのを極度に恐れていた。

母は他人都話す機会がなくなり、運動量もへった。

年齢も重ねた事もあいまって血圧が高くなってしまった。

上が160代から170代だ。80代後半に差し掛かってこの値はどうなんだろう。

母は血圧が高くなってしまったことを認めたくはない様子。クリニックで血圧計から印字される血圧の値を見入っては、焦っているのが手に取るようにわかる。

今日私が母の家に行った時は、お風呂に入っていた。

なので、血圧を測ったのはお風呂上がりになる。 お風呂上がりに測ったので上は120代だった。

お風呂上がりは血管が広がって血圧が下がるから、随分低く出たなと思った。

が、母は上が120代後半では納得がいかないらしい 。

 

私も元々血圧が低い体質だからきっと高齢になって血圧が高くなったらショックだろうな認めたくないだろうな。 もし認知機能が衰えていなかったら食生活とかを改善しようと思うかもしれない。 でも認知症になってしまったら、むりなんだろうな。完全に食事が用意されている施設とかに入っていない限り。

 

母が朝起きたらすぐに測れるように、血圧計をセットして血圧手帳も脇に置いて帰ってきた。 朝測ってみて高かったりするとがっかりするのかな。 納得がいかなくて何回も測ってしまうのかな。

血圧が高いから塩分控えめになんて言ってもきっとできない。 もともと味の濃いものが好きだったし認知症になってからはまあをかけて味の濃いものが好きになった。甘いものも好きになった。今度は、血糖値やヘモグロビン a 1 c が上がってきてしまうんだろうなぁ。 次回の血液検査の結果が怖い。

今日はもう午後の7時半。夜は母のことを考えないって決めたんだ。

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