記憶の国のアリス

子育て終盤戦から瞬く間に母の介護へ移り変わった日々を綴ります。

初めてのヘルパーさん

昨日と今日、母の家にヘルパーさんが来た。

やっと家族以外の手が入った。

 

週に2日入ってもらう。1日1時間。

1日はお掃除メイン、1日は料理メインで補助してもらう。

母には、前の日と当日の朝私が電話して

「ヘルパーさんがくるからね。」と伝える。

「なんだか面倒になってきたわね。」との応答。→スルー

 

一日目と二日目が無事終了した。昨日も今日も母の家に私は行けないので連絡帳はまだ見ていないし返信のコメントも入れていない。

ケアマネさんからメールで連絡が入った。

昨日今日ヘルパーさんが入った様子、特にきょうの料理での電子レンジのワット数が低くて料理の下準備に少し時間がかかってしまったとの事など。すぐに返信をおくる。

 母に電話したらヘルパーさんがとても良くやってくれたこと、掃除機のかけ方が上手ですごく綺麗になったこと、料理が手早くてあっという間にいろんなものを作ってくれたことなど話してくれた。

これで電話も終われば今日は気分良く1日が終わるはずだったのに。最後にまた車の話になった 。車が乗れないのは困る。運転は、もう運転しないようにモネちゃんからいわれたのがショックだったわあ。それが原因出頭がおかしくなったんじゃないかしら?

「〇〇が原因で頭がおかしくなったんじゃないかしら?」は母の決まり文句で、〇〇の部分は時々入れ替わる。

今は、私が運転を止めさせた事がマイブームになっている。これを何回も言われるのが辛い。ボディブローのようにきいてくる。

 

ここら辺では高齢の人はタクシーで出歩くか家族の人が送り迎えして過ごしているよ。薬局でもタクシーで来る患者さんは多いよ。タクシーをお願いしますって頼まれると私たちがタクシー会社に電話して薬局に来てもらうんだよ。

年を取ったら運転を止める時が来るって分かっていたよね。 その時どうしたらいいか考えておいてほしかったな。

と言ってしまった。今の母にこんなことを言ってもどうにもならないのはわかっていたけれど。

母はまだまだ運転できると思っていた。運転をしないなんて夢にも思わなかったと言う。

でももう86歳だよね。 反射神経とか考えても私は85歳までだと思うよ。 私だったら80歳で運転はやめるな、と私。

あら私は84歳よ、と母。(86歳です)

 

あ−ダメだ。もうここらでやめておこう。 うまく話をそらせばよかった。正論でせめてしまったではないか。家族ってこうだからダメなんだよね、と後味悪く電話をきった。

ヘルパーさんが入ってよかったねっていう記念の日だったのに。 しょんぼり。

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